秀吉

2008年09月14日

【展覧会】黒田長政と二十四騎展

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49e3294a.JPG福岡市博物館で9/12から開催中。 西鉄天神駅からバスに乗り込めば、ほとんど歩かずに到着!

黒田如水・長政と家臣団の絵画、資料が満載です。200点近くあり、じっくり見ていたらあっという間に時間が過ぎていきました♪質・量ともにかなりレベルが高いです。

黒田如水の兜は赤いお椀を引っくり返したような、なんかコミカルな作りです。秀吉が「自分亡き後、天下をとるのは黒田官兵衛だ」と言うほどの実力者だから、この兜をみて恐れられたとか。

今回の一番見たかった大阪夏の陣の屏風はありませんでしたが、「黒田節」で歌われた母里太兵衛の肖像画、甲冑、そして名槍「日本号」が間近で見られたのは感激でした! この「日本号」は元は、秀吉から福島正則に与えられたもので、刃の部分だけで70センチを超えるもので大柄です。柄の部分も貝細工が施され、美しい!これが入り口近くにいきなり展示されていて、ハートを鷲掴みされました!一見の価値ありです。

福島正則から大きな杯になみなみと酒を注がれ、飲み干したら「日本号」を与えると言われ、見事飲みとったというのがあの歌です。

黒田長政の関ヶ原でかぶっていたというあの兜。源平合戦で源義経が一の谷で見せた崖を駆け下り、平家を奇襲した逸話からきていることは知ってました。なにせあの巨大な飾り、さぞかし重たかっただろうに…と思っていたら、桧(ひのき)でできているらしい〜。おまけに元々は、竹中半兵衛から譲り受けたものだとか。

 黒田長政の家臣団24名の絵にもドラマがありました。江戸時代、先祖を顕彰しようという動きがあったらしく、それが徐々に神格化されていきます。 語り継がれていくうちに、正しくない表現がされたので、子孫から資料を集めたり、伝説を検証しながら忠実な絵に仕上げたそうです。

 あまりによかったので図録まで買ってしまいました。 福岡に来ることがあれば、【戦国島津シリーズ】の次は【黒田長政と二十四騎シリーズ】で散策したいです。



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john96pierre at 17:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
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